部門・センター

栄養サポート室

概要・特色

“栄養管理はすべての医療の基本”をモットーに入院患者さんの栄養状態を把握し、病状等により食欲の低下している患者さんへの個別対応に力を入れています。食事が食べられない方には『ハーフ食』という通常の半分量の食事で提供できるようにしています。また、ハーフ食を含め、食事量が足りないと思われる場合は、不足するカロリーやたんぱく質・ビタミンなどの栄養素を補うために、効率よく補える栄養剤を併せて提供しています。

個別栄養相談

栄養指導のご案内について

糖尿病・脂質異常症・心臓病・腎臓病など治療中の方は、管理栄養士から生活状況に合わせて食事指導を行っています。繰り返し指導を受けることにより、体重や食事の変化を知ることもできます。また、がん治療中で食欲不振など食事が進まない方への入院食について相談も行っています。

開催日月曜日~金曜日
時間9:00~、9:45~、10:30~、11:15~、
13:00~、13:45~、14:30~、15:15~
受付予約制(医師の『栄養相談依頼書』が必要となりますので主治医に
ご確認ください。入院患者さんは管理栄養士がお部屋に伺います。
外来患者さんは1号館2階の栄養相談室にて行います。)
対象者肝臓病、腎臓病、糖尿病、心臓病、胃潰瘍、脂質異常症、痛風、嚥下食、
アレルギー、がん、低栄養など
希望の方は主治医やスタッフにご相談ください。
~管理栄養士からのメッセージ~

食習慣や生活状況は1人1人違い、身についた食習慣を変えるのは容易ではありません。
食生活改善に関する知識について、わかりやすく丁寧に指導するよう心がけています。食習慣を振り返り、元気で長生きできる食生活を一緒に考え、食事療法が続けられるようにサポートさせていただきます。患者さん本人はもちろんのこと、ご家族の方(できるだけお食事を作られている方)も指導を受けることができます。

糖尿病教室

開催日時毎月第2(木)基本編・第4(木)応用編14:30~15:30(応用編はお休み中)
場所名鉄病院 第4会議室
主な内容・糖尿病の基本
・検査の話
・食欲の秋を乗り越えよう
・糖尿病と薬の話
・外食派必見
・フットケア
・おいしく食べてダイエット
・運動の話
・栄養成分を読み解こう
季節や旬な話を中心に月ごとに内容が変わります。
対話型の
糖尿病教室
3か月に1回糖尿病教室応用編に組み込まれています。
スゴロクのような「会話のための地図」(カンバセーションマップ)を使った
対話型の糖尿病教室を開催します。糖尿病のことをみんなで語りませんか?

診療内容

NST活動の紹介

NST(Nutrition Support Team/栄養サポートチーム)とは

当院では、栄養をチ-ムでサポ-トする『NST』活動を行っています。
医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、検査技師、歯科衛生士等、多職種によって構成され、個々に応じた栄養管理を診療科の枠を超えて支援する医療チームのことをいいます。適切な栄養管理を行うことで原疾患の治療成績が向上、患者さんのQOL(生活の質)を向上させ、医療費削減に寄与すると期待されています。

当院のNST活動
週1回、カンファレンスと回診を行っています。

病棟ごとの回診日時
●【1号館】1-4、1-5A、1-5B、2-5病棟
  毎週火曜日 14:00より
●【2号館】2-4病棟
 【3号館】3-2、3-3、3-4、3-5病棟
  毎週木曜日 13:30より
主な活動内容
カンファレンス内容

身体所見、検査データ、食事摂取量、薬や点滴内容などの情報から栄養改善へ向け、チームで問題点を考えていきます。

回診内容

患者さんのもとへ状態を伺いに行きます。食事内容を嗜好に沿って変更したり、口腔内のチェックやケアをしたり、AC・TFS(二の腕の周囲と皮下脂肪厚)の測定などを行います。大勢で元気になるよう応援もします。

回診の時は、約7名が患者さんのベッドサイドへお伺いします。
  ・医師1名
  ・管理栄養士2名(専従者1名、専任者1名)
  ・看護師1名(専任者)
  ・薬剤師1名(専任者)
  ・検査技師1名

主治医・患者さんへご報告

栄養管理上の特徴や注意点を示し、主治医へ提案をしています。患者さんへは、生活上の問題点や食事や点滴内容の変更点など、専従者が報告書を作成し、ご説明しています。

主な対象患者さんの例
  • 低栄養状態
  • 体重減少が著しい
  • 褥瘡がある
  • 敗血症やMRSA感染症がある
  • 1週間以上絶食
  • 口から食べることができない
  • 今後栄養障がいがくる可能性が高い など

★NST介入希望の場合は、主治医やスタッフにご相談ください。

食事について

方針
  1. 患者さんを第一に考えた料理の提供をします。
  2. 食事を通じて医療・治療に貢献します。
食事サービス
  1. 毎週火・木・金曜日の朝食と昼食(一般食)に選択メニューの実施をしています。(朝食はご飯食とパン食で選択でき、昼食は主菜のメニューを選択できます)
  2. ひな祭り・こどもの日・七夕など季節の行事にちなんだ行事食を提供しています。
  3. 食物アレルギーのある方は事前にお知らせください。
  4. 人の方へは、常食・軟食などの一般食を、お子さんへは、年齢・活動量にあわせた小児食を、誤嚥の危険がある方には、飲み込みやすい食形態に配慮したお食事を提供しています。
  5. 患者さんの病状に応じた「特別食」もご用意しています。
給食管理
  • 給食事故(食中毒など)防止のための具体的展開
    厨房内の整理・整頓・清潔・清掃・しつけの実施を徹底しており、衛生的でかつ安心した食事提供をしています。
配膳方法と時間

温冷配膳車を使用しており、温かい物は温かく、冷たい物は冷たく提供しています。

方法

中央配膳

配膳開始時間
食区分配膳開始時間下膳終了時間
朝食8:009:00
昼食 12:0013:00
夕食 18:0019:00

資格・認定・
メンバー紹介

資格・認定

  • 日本経腸栄養学会 栄養サポート(NST)専門療法士 1名
  • 日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 4名
  • 日本病態栄養学会 病態栄養専門(認定)管理栄養士 1名
  • 日本栄養士会 食物アレルギー栄養士 1名

メンバー紹介

  • 医師
    1名
  • 管理栄養士
    8名
  • 栄養士
    1人
  • 給食委託業者
    管理栄養士:1人
    栄養士:5人
    調理師:2人
    調理スタッフ:23人

研究に関するお知らせ